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1995年秋
パソコン通信(独立系ファーストクラスBBS「マニュエラモー」「ぱらねも」など)にて、「少女まんがが好きだ」カミングアウトがはじまる。少女まんがのことをネットで語る輩が続出! 中野家でも少女まんがゆんたくが頻繁に。話していて、どうしても思い出せないタイトルや作家名、登場人物の名前など、いらいらがつのり、「少女まんが大事典」があればいいのに、という話に。そのためには、古今東西の少女まんがを集めなくてはならない、それには広い広い場所が必要だ、そうか、誰でも寝っ転がって気軽に少女まんがが読めるような場所があれば、なんてしあわせなんだろう……『ガラスの仮面』完結のあかつきに全巻を枕元において一気に最後まで読み浸る……(うっとり)……と、「少女まんが館」構想が生まれる。年末、「ぱらねも」内でオンライン「少女まんが館」会議室、誕生。
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1996年4月
三軒茶屋の雑貨店「魔法屋クーフーリン」(のちに「クーフーリン」)にて、「女ま館」決起集会。「絶滅しつつある日本の文化を救わねば!」と、オフライン「少女まんが館」創設へ実際に動き出す。
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1997年3月
東京都西多摩郡日の出町の古い民家を借り、オフライン「少女まんが館」限定公開スタート。
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1997年9月
「少女まんが館」ホームページ開設。
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2002年8月
一般公開(毎週木曜午後)をスタート。
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2007年秋
日の出町の古い民家(借家)、諸事情により立ち退かざるをえなくなる。
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2008年11月
日の出町「少女まんが館」一般公開終了。
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2009年1月
東京都あきる野市網代にて「新・少女まんが館」建前(公開上棟式)。
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2009年4月
「新・少女まんが館」一般公開スタート。蔵書約35,000冊。
以後、11月〜翌3月までを冬期休館とし、4月〜10月の毎週土曜午後を一般公開日に。
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2011年
あるひとりの方から、大量寄贈をいただくようになる。明治時代からの少女雑誌、戦後まもなくからの少女まんが雑誌など、ほかいろいろな貴重な作品群を寄贈いただき、蔵書が格段にパワーアップする。
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2013年11月
三重県多気郡多気町で第2の少女まんが館の話が持ち上がる。蔵書約55,000冊。
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2014年
『あこがれの、少女まんが家に会いにいく。』けやき出版より発行。館主・大井夏代が話を聞いた10人の少女まんが家インタビュー集。また、新聞やテレビなどで少女まんが館の紹介が続き、夏以降、来館者が急増。てんやわんや。
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2015年
来館予約制を導入。三重県多気郡多気町に第2の少女まんが館(姉妹館)「少女まんが館TAKI 1735」オープン。
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2018年
佐賀県唐津市に第3の少女まんが館(姉妹館)「唐津ゲストハウス 少女まんが館Saga」オープン。
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2019年
館主ふたりの共著本『少女まんがは吸血鬼でできている 古典バンパイア・コミックガイド』(中野純・大井夏代 著、方丈社)発行発売。
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2021年
コンスタントに多くの方々から寄贈書をいただく。蔵書6万冊強に。