【女ま館だより16号】 (1999年6月6日●担当●大井夏代)

●あらら……という間に、またもやだいぶ時間がたってしまいました。 女ま館分庫第2弾は予定通り、4月中旬未明にスタートしております。高円寺付近にお越しのおり、気が向いたらチャイでも飲みながらオールド少女まんがをどうぞ。 第1弾作品群も引き続き置いてあります(夏頃には大島弓子特集のみ引き上げる予定です)。

●前号でお知らせした田代ナオミさんの帽子は、しばらく展示させていただいておりましたが、店の都合により5月下旬から展示しておりません。ご了承下さい。

●女ま館分庫さいせん箱は、現在1651円となりました。 「オー・インディア」の店員の皆様、お客様、ご協力どうもありがとうございます。 本のカバーに使っているトレーシングペーパー代1103円を越えました。やったぁ!

●ああ、今日で終わってしまいますが、東京神田の神保町、北沢ギャラリーで「 高橋真琴の世界展1999 ロマンス」が行われています。個展(原画展)です。さくら色のほおと指先、フリルやレース、ちょうちんそでの可憐さ、少女のまわりにはバラをはじめさまざまな花と花びらが舞い……精緻繊細なタッチと懐かしさで魂ゆさぶられました。高橋真琴さんの名前は知らなくても、絵をみれば、100%わかります(昭和30年代にものごころついてた少女なら)。目にきらきらと星をたたえた、いわゆる「少女漫画」作風を確立した作家さんで、というより、ほら、あのきれいな女の子の絵がついていた赤い筆箱や色鉛筆、昭和40年代に小学生だった女の子のランドセルの中に入っていた、あれ、です。あの絵を描いた、そして、今も描き続けている方です……もう、すごくよかったんですわ。原画が……あ、いかん、脱線しそう。
 私の感想はちょと横に置いておくとして、高橋真琴さんの個展は来る7/7〜7/25まで「ギャラリー小さい芽」(西宮市千歳町6-20/電話0798-33-3345)でも行われます。11月にはパルコ出版から本が出る予定。千葉県佐倉市の自宅庭先にも「真琴画廊」(電話043-487-4319)がありますので、佐倉まで足をのばせば、高橋真琴さんの原画にいつでもふれられるし、原画を買うこともできます。うー、ほしいぃ……。
 あ、それはともかく、少女まんがのルーツ(のひとつ)ここにあり、と確信したので、みなさまにお知らせしたかったんでございます。  では、今日はこのへんで。

「少女まんが館分庫」
場所□ デリ&カフェ「オー・インディア」内壁面
住所□東京都杉並区高円寺南4-6-11
電話□03-3314-0177
営業□11:30-22:30(金・土のみ21:30オーダーストップ)
定休□第1・第3月曜日
蔵書□オールド王道ポピュラー路線79冊 (リスト)
  □春のラブコメ11選 (リスト)

15号(4/18)14号(3/31)13号(2/21)12号(2/8)
11号(2/1)10号(1/31)9号(1/30)8号(1/25)

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