特にアマチュア女装情報誌『ひまわり』との関係は?
「さんふらわー」自身の第一号には書いたのですが、実は単に名前を取った以上の深い関係があります。「ひまわり」自身も一種の同人誌というかミニコミ誌な訳ですが、その1コーナーに「向日葵学園女子高等学校」という名前で架空の女子高の生徒のフリをして制服を着て遊ぼうという企画ページがありまして、そこに私が漫画を投稿したのが発端です。その後、女装で本を売りに行くといういささか不純な動機で本を作る訳ですが、ネがマジメなものでついつい大真面目に本を作ってしまって今に至っています。
コンスタントにお誕生日席に配置されるということは、準備会側にかなりの有力or古参サークルと見做されているからなのでしょうか。
失礼ですが、それほど大部数の冊子を頒布されているようにも見受けられませんが何らかの強力なコネでもお持ちなのでしょうか?
率直に言ってコネはないですが、レモンピープル誌上の米沢代表の文章中で変わった同人誌の例として紹介されたことがあったようです。その記事自身は見ていませんが、ある年、急に売り上げが増えたので尋ねたらそう教えてくれた人がいました。そういう経緯もあってか何故かこれまで「その他」ジャンルで9回連続で当選したりもしています。
これは思うに、成人向けやフィクションでなく、また単にコスプレ&衣装系(これ自身比較的新しいジャンルですが)でもなく
「女装」を(それもH抜きで、真面目に正面から、かつ楽しむ立場で)実践的に扱う同人誌は他に存在しないために競争倍率が1倍と化しているからではないかと思っております。で、そうこうする内にコミケ合わせで毎回新刊が出ているために3年半で通巻7号まで出てしまい、徐々に古参化しつつもあるようです。販売実績はここ数年は新刊が110-120部程度、バックナンバーが各20-30部程度ですね。あとこれは推測ですが、「その他」って全体に発行部数は少ないと思います。
配置については最初に角になった時は本物の学漫が隣だったので「シャレ」かな?と思ってました。
今までのところ「咲緒あゆみ」こと 私、「椎路ちひろ」が
描いております。
ちなみに各号の表紙も私が描いています。
その他の執筆者については会員一覧を参照してください。
第47回のコミックマーケットに合わせて1994年の10月頃から原稿を用意し始めたのが発端だったと思います。最初が冬コミだったのは覚えています。
「向日葵学園」さんのブースで、女装姿で売り子をされているサークルメンバーの方々は、学生時代からのお知り合いだったりするのでしょうか?
いえ、女装関連で色々な経緯で知り合っています。実は「向日葵学園女子高等学校漫研」には厳密なメンバーシップがありません。投稿経験者を勝手にメンバとしています。それらの執筆者については会員一覧を参照してください。
収支と運営資金源についてはどうなっていますか?
今までのところ「咲緒あゆみ」こと 私、「椎路ちひろ」のポケットマネーに依存しております。それ以外には幾人か女装の先達からカンパも頂きました。本誌の頒布価格は一冊あたりの原価を100円単位で切り上げて設定しており、利益は殆ど出ません。
なお、執筆者に原稿料は出ませんが、代わりに掲載誌を一部づつお渡ししています。
女装趣味についてはいろいろと世間の風当たりも強いのではないかと想像しますが、その辺りについて当事者のちひろさん達がどのように感じていますか。
風当たりが強いからこそ積極的に活動しています。
元々「女装」だけを取ればさほど大した問題は引き起こさないと考えられるので
もっと気軽に、堂々とできるようにしたいと思っています。
そのためには「風当たり」の原因について考えて一つ一つ対策していく必要があります。
そして今の所、
といったようなことを指針として活動しています。
(この辺についてより詳細な検討はメモ群を参照してください。)
一方、活動の動機は
や、
だったりして各人によって違いますけどね。
工学的な用語で喩えて言えば、「指針」は制御方策、「動機」はエネルギーとでも考えておいてください。
(この辺のもう少しラフな表現については「の〜と」を参照してください。)